13.写経する 【ライティングの原則と心構え】

杉山です。

コピーライティングの上達法の1つとして、
『写経をする』というものがあります。

「写経をする」というのは、
主に「世の中にあるセールスレターを書き写すという行為」
です。

この「写経」には実際賛否両論あります。

億単位の売上を上げているコピーライターの中でも
大賛成の人もいれば、それほど重要ではない
という人もいます。

ただ、私の知る限りでは
「写経」をして何か大きなデメリットが
発生するようなことはありませんので、
私自身も大方写経することには賛成です。

唯一、写経することによってデメリットがあるとすれば、
粗悪なセールスレターを写経してしまうことによって、
その文章、文体などが自分に移ってしまい、
それがクセになってしまうことです。

反応の取れない質の低いセールスレターが
世間に溢れているので、
そういったセールスレターを写経してしまうと、
自分もそういったセールスレターに似たものを
書いてしまう可能性が出てきます。

ただ、これは写経するセールスレター選びに
失敗しなければ何の問題もないことです。

ですから、

セールスレター選びの問題なので、
実は写経すること自体にはデメリットはありません。

では、そもそも写経すること自体には
一体どのようなメリットがあるのでしょうか?

そこでまず知っておいて欲しいのは、
『セールスレターを一字一句読む人はコピーライターしかいない』
ということです。

つまり、セールスレターをくまなくじっくり読む人間は
セールスレターを書く人だけだということです。

読み手・見込み客でセールスレターを
全て読む人はまずいません。

それが例え、その販売ページから商品を実際に
購入した人の場合でもです。

実は、コピーを100%すべて読むことなく
購入する人が99%なのです。

そのため、そのセールスレターの
“どこに”“何を”“どのように”書いたのかというのは、
通常それを書いた人しか理解していません。

もちろんそれらは実際に
一字一句読めば誰でもわかります。

ですから、実際に読んで見るだけでも
十分にコピーの勉強になると思います。

ただ、

「それをそこに“なぜ”書いたのか?」
「“なぜ”その文体になっているのか?」

など、その他言語化できない細かいニュアンスや
勢い、流れなどは、実際に書いた人にしかわかりません。

セールスレターを読むだけでは、
その完成された結果しか見ることができないので、
そのプロセスまでは読み取ることはできません。

ですから、

あなたがそのセールスレターのコピーを
最大限に学び取りたいというのなら、
その方法は実際に書いてみるのがベストと言えます。

書き終わったセールスレターの結果だけを見るのではなく、
そのコピーを完成させるまでの作業工程を
追体験するという勉強法です。

それが「写経」なのです。

言葉では説明しきれない部分は
どうしても出てきてしまうので、
それを補完して学ぶという意味では、
写経することは1つの方法としては有効だと思います。

写経をしてみるとわかりますが、
どこで改行するか、どこで句読点を付けるか、
どういう接続語を入れるか、余白をどのくらい空けるか、
どこで例え話をするか。

そういった非常に細かい部分、
書き手の息遣いが理解できます。

書き手の心理状態、
テクニックの使いどころもよくわかってきます。

これらは本当に書いてみないとわかりません。

特に手書きで紙にボールペンなどで書くほうが良いです。

手書きのほうがじっくり深く感じ取れるのでオススメです。

また写経するときのポイントは、
文字の色や大きさ、文章の配置をそのまま書き写すことです。

画像の配置もわかるように書くことです。

そして、写経する時に何より重要なのは
「なぜそうしたのか?」をいつも意識して行うことです。

何も考えずにただ書き写すだけでは、
この写経の効果はほとんど意味がないと思います。

書き手の気持ちを常に想像して写経すること。

そこに注意してください。