6.引き金単語を使う 【ライティングの原則と心構え】

杉山です。

次に「引き金単語」です。

「引き金単語」とは何かというと、
「読み手が思わず強烈にインパクトを感じてしまう単語」
のことです。

この引き金単語を使うことが大切だということです。

コピーの中にこの引き金単語を
ふんだんに盛り込んでいくことで、
読み手の心に強く突き刺さるコピーになります。

引き金単語は全ての文章に使っていくべきです。

引き金単語を使うだけで
同じ内容を語ったり,同じ主張をしているのにも関わらず、
反応が飛躍的に高まります。

そして、

引き金単語は読み手の興味や関心を強くするので、
「読まない」の壁を越えやすくするための
有効なテクニックでもあります。

では具体的に「引き金単語」を
使ってみると、文章はどうなるでしょうか。

例文を見てみましょう。

【例1】 「私はとても貧乏でした」

この文を引き金単語を使って書き換えると例えば

「私は昔、多額の借金のためホームレスになり、自殺することだけ考えていました」

となります。

単純に「とても貧乏」というよりは、
「借金」「ホームレス」「自殺」という単語を使った方が、
どれくらい貧乏だったのかが伝わりやすく、
インパクトが出ます。

お金に困っていたりお金に敏感になっている人は、
「借金」「ホームレス」「自殺」という単語は
嫌でも見てしまいますし、反応してしまうはずです。

【例2】 「あなたはお金をたくさん稼げます」

こちらも引き金単語を使って書き換えると例えば

「あなたの預金残高が毎月安定して増加し、巨額の資産構築が可能になります」

となります。

「お金をたくさん稼げる」という安易な表現よりは、
「預金残高」「毎月安定」「資産構築」といった
単語を使うほうが、お金を稼ぐことに興味がある人に
反応してもらいやすくなります。

【例3】 「コーヒーは健康に良い飲み物です」

こちらも引き金単語を使って書き換えると例えば

「コーヒーは、糖尿病の予防が期待でき、
発がん性物質に対抗する成分が含まれ、
大腸がんの発生リスクを約3割も減少させるデータが出ています」

となります。

「健康に良い」と言うよりは、
「糖尿病」「発がん性物質」「大腸がん」
といった単語を使うほうが、
健康や病気に興味や関心を持っている人に
強いインパクトを与えることができます。

このように

普通で無難な文章に対して、
読み手が思わず反応してしまうような単語を入れること、
すなわち引き金単語を使用することで、
より興味を惹く強烈な文章に変えることができます。

それによって、
読み手に「読まない」の壁を
越えさせやすくすることができます。

ただ、ここであなたは
「引き金単語なんて、そうそう思いつかない」
と思ったかもしれません。

もちろん、

読み手が思わず反応する効果的な引き金単語を
常に思いつくことは難しいです。

まして、文章を書きながら引き金単語を
要所要所に挿入していくのはとてもハードルが高いです。

では、どのようにこの「引き金単語」を
使っていけばいいかというと、
まずは“普段から集めておく”ということです。

書きたい時に使いたい引き金単語が
思いつくとは限りませんから、
予め使えそうな引き金単語を
思いついた時や見つけた時にメモしておきましょう。

紙のメモでもいいですし、
スマホやパソコンにメモしておくのも良いと思います。

私のおすすめはエクセル等にリスト化しておくことです。

リスト化して集めた引き金単語を
実際にどのように使うかというと、
文章を書いた後にそのリストの中の単語と
入れ替えてみるのです。

文章を書きながら引き金単語を使おうとすると難しいので、
書いた後に

「ここの単語は、この単語と入れ替えられないかな?」

という感じで使ってみるということです。

では実際に、引き金単語は
どこから集めればいいのかというと、
あらゆるところからです。

あなたの日常生活の中で触れるもの全てから探して下さい。

小説、マンガ、映画、テレビ、雑誌、ネット、
他人との会話、街中の広告など、
少しでも気になったらメモしておきましょう。

その他の集め方としては、
“類語辞典を使う”ということです。

紙の本でも良いですし、
ネット上のサイトでも良いです。

類語辞典のツールとして無料のものであれば、

Weblio辞書(http://thesaurus.weblio.jp/)

連想類語辞典(http://renso-ruigo.com/

有料であれば

類語.JP (http://ruigo.jp/

こちらのような類語辞典を使ってみて
類語を探してみて下さい。

例えば「お金」の類語が知りたければ、
「お金」と検索してみると

「収益」「現金」「マネー」「小遣い」
「貨幣」「預金」「貯金」・・・

とたくさん出てきます。

これらを参考にぜひ引き金単語を探し、入れ替えてみて下さい。