8.非道徳性・反社会性 【ライティングの原則と心構え】

杉山です。

コピーライティングで重要な要素。

その1つが『非道徳性・反社会性』

これはマインド・考え方というよりは
テクニックに近いものです。

ここで言いたいことは
「文章が真面目になりすぎないように非道徳・反社会的に書く」
ということです。

それによって、文章が面白く刺激的になり
読み手を惹きつけることが可能になります。

「読まない」の壁を越えるテクニックの1つです。

なぜ、あえてこの「非道徳性・反社会性」を
取り上げるかというと、
多くの人が文章を書く時に
“非道徳に、反社会的に”書けないからです。

人は文章を書く時に
無意識に自分を正当化します。

自分は正しい人、良い人であると。

何も意識しなければ、
キレイ事をただ並べ立てた建前を書いた内容や表現、
まるで優等生と見られたい内容や表現。

そういった文章になりがちです。

ただ、もちろんそういった文章が
ダメなわけではありません。

あなた自身の誠実さを
文章で表すことも大事なことです。

あなたが書いた文章が、あなたの目的、
例えば「商品を売る」という目的を達成するために
読み手の興味・関心を引いたり、信用・共感を得たりすることに
つながるのなら、それで何の問題もありません。

しかし、

実際にはそういった真面目な文章というのは
人の感情を動かしにくく、
商品の成約というゴールに至るには難しいのです。

特に日本人には真面目で誠実な人が多いです。

そのため、自分を少しでも良く見せようとしたり、
非常にお堅い文章になりがちです。

ただそれでも、
それはそれでそういった文章というのは
「信用性」という面では有効に働いていると思います。

しかし、その効果が働くのも
そもそも「読まれているから」であって、
読まれなければ「信用できる」「信用できない」の
議論にもなりません。

「信じない」の壁の前には
「読まない」の壁がありました。

まず、「読まれる」文章でなければならないのです。

そのため、

“非道徳・反社会的”に文章を書き、
より刺激的で読み手の感情を
動かしやすくすることが重要なのです。

これは意識しないと
最初はなかなかできないかもしれませんが、
非常に重要なポイントです。

では、実際に非道徳・反社会的に文章を書き換えた場合
どのようになるかというと、その例をいくつか示します。

例えばこちらです。

【例1】 「重要な話をします」

これを非道徳に、反社会的に書き変えると

「この話を暴露した直後、同業者からのクレーム電話が殺到し、殺害予告を受けてしまうかもしれません」

となります。

書き変えたことによって、
「同業者からのクレーム電話」「殺害予告」が来るぐらい、
ヤバイものである印象を与えることができます。

それによって“その話”がどんなものか気にならせることができます。

【例2】 「モテる方法を教えます」

これを非道徳に、反社会的に書き変えると

「友達の彼女を根こそぎ略奪できてしまう悪用厳禁の恋愛テクニックを教えます」

となります。

書き変えたことにより、
そのテクニックで「友達の彼女を略奪」という
世間一般的には、してはいけないことができてしまうので、
より興味がそそられるものになります。

【例3】 「ラクに稼げるようになります」

これを非道徳に、反社会的に書き変えると

「世の中のサラリーマンが毎日満員電車に詰め込まれ、汗水たらしてストレスまみれで稼いだ年収を、あなたは毎朝寝坊して1日たった5分メールを書いて送信するだけで、同じ額をわずか1ヶ月で稼げるようになります」

となります。

書き変えたことで、
普通のサラリーマンの苦労がバカバカしく思える印象になるので、
まるでラクに稼ぐことが倫理的に悪いことかのように
感じさせることができます。

それによって強い興味を掻き立てることができます。

これらの非道徳・反社会的な文章を読んだ後は、
おそらく「ホントかよ」と思いつつも
「知りたい、教えて」とも思ってしまったと思います。

どうしても読まずに入られない、
知らずにはいられない、
気になってしまうもの。

それがこの「非道徳性・反社会性」の狙いなのです。

人間のずるさ、汚さ、恨み、優越感、嫉妬心、競争心、
犯罪、いたずら心、人間の醜い部分、悪い部分、やってはいけないこと。

そういった、誰もが隠しておきたい本音の部分を
あえて表現することで、読み手の興味をそそることができます。

人は「怖いもの見たさ」を持っていたり、
「ここだけの話」や「他人の悪口」が大好きです。

あなたも認めたくは無いかもしれませんが、
きっと大好きなはずです。

そうでなければ、

多くの人がドロドロの人間関係の昼ドラにハマったり、
芸能人のゴシップネタに騒いだり、
飲み会で上司への不平・不満で
盛り上がったりすることもないはずです。

「これは読んだらまずい」
「見ちゃいけない」
「使ったら何かヤバそう」

 

でも知りたい、使ってみたい。

そんな風に思わせる文章が人の心を動かせる文章であり、
その手段の1つが「非道徳性・反社会性」なのです。

なので、ぜひ文章を書くときには
“非道徳に、反社会的に”書いて下さい。

そうすれば反応が劇的に跳ね上がるはずです。