芥川賞の又吉「火花」がお金と出版業界を動かす

杉山です。

今日は最近話題となった
お笑い芸人ピースの又吉さんの著書「火花」が
芥川賞受賞した件について
ビジネスの観点でお話したいと思います。

2015年最も話題となった本は?
と聞かれたら間違いなく「火花」と
誰もが答えるであろう作品になりつつあります。

私はこの本は読んでいませんし
面白いかどうかとか
批評するつもりは毛頭ありません。

ただ、私は
この本が芥川賞という歴史と名誉ある賞を
受賞した事実を考えることで
ビジネスの何らかの学びとなると思ったので
取り上げたまでです。

では、早速参りましょう。

話題は必ずお金を動かす

ビジネスはお金を動かすことでもありますが
大きなお金を動かすための1つの要素として
「話題になる」というものがあります。

話題になるとは言い換えれば
皆の注目を集めることで
多くの人にその存在が認知されます。

本に限らず、映画や音楽、芸能人など
マスメディアに取り上げられることで
世間に知られるようになり
それだけ支持する人も増えるのです。

又吉さんの場合は本でしたが
芥川賞を受賞したことにより
ますます有名になり、認知されるようになりました。

そうなることで、まずは単純に本が売れます。

そして、その著者である又吉さんに
メディア出演のオファーや次回作のオファーが殺到し
各メディアの広告収入だったり次回作が売れたり

また、「火花」のドラマ化や映画化もされるかもしれません。
そこでまたお金が動きます。

さらには、又吉さんに人気が出て
ピースのお笑いライブのお客さんが増加するかもしれません。

このように考えれば
2次的効果、3次的効果と様々考えられ
経済効果は大きなものとなるはずです。

「話題になる」ことは
とにかくお金を動かすキッカケになるのです。

なぜ話題になったのか

さて、ではなぜ「話題」というものは生まれるのか。

「話題」が生まれるには何らかの要因があるわけで
実際のところいくつもの要素が複合的に絡み合っていると思います。

ただ、分析的にみてみれば
その要因の1つは「ありふれたものではない」というのがあります。

「意外性」と呼んでもいいでしょう。

話題になるということは
どこにでもあるものではなく、珍しいもの。
滅多にないことが理由でもあるはずです。

今回の「火花」の件では
『お笑い芸人なのに純文学小説を書き
それが芥川賞を受賞した』
という事実でしょう。

これまで、お笑い芸人がお笑いとは別の分野で活躍する例は
いくつかありました。

映画、音楽、本を世に出したお笑い芸人は何人もいますが
本格的な純文学で誰もが知る名誉ある賞の受賞は
初めてでしょう。

目の肥えた読書家やプロの小説家から
その実力を認められた事が
話題となった最大の要因だと思います。

つまり、『初めて』を作り出したからなのです。

芥川賞受賞の背後にあるもの

陰謀論や大人の事情などを妄想するのは
それほど好きではありませんが
出来事の原因を「考える」ことは
価値があると思いますし、面白いことではあります。

そこで、

『「火花」の芥川賞受賞は
もしかしたら話題作りをするためだったのでは?』

と考えることもできます。

芥川賞発表の前にすでに
「火花」はその候補に挙がっていて
注目されていたのは周知の事実です。

もちろん、もし受賞すれば
大きな話題になることは誰もが分かっていたはず。

そして、「火花」が増刷され大きな経済効果をもたらすことも
出版業界は当然分かっていたはずです。

であれば、世間が期待する通り
「火花」を芥川賞にしてしまおうという
何らかの力が入ってもおかしくはないと思います。

出版不況と言われる昨今で
出版業界全体を盛り上げようと
経済的な利益を優先して選考された可能性は無いとは言えないでしょう。

しかし、だからと言ってあまりにも芥川賞に
ふさわしくない作品を受賞させてしまえば世間から疑われ、
何より「芥川賞」という賞の品位や価値が低迷してしまいます。

それでもなお、「火花」が受賞したのは
やはり実力が備わっていて、受賞に十分値する作品だったのでしょう。

実力を見てもらうこと

私がこの「火花」の話題から学んだのは
「実力を世の中にちゃんと見てもらうべき」ということです。

又吉さんは元々読書家で
太宰を中心に小説ばかり読んでいて
今回の「火花」が処女作です。

つまり、これまで本はたくさん読んできたが
自分では1冊も書いてなかった。

しかし、書いてみたら世間の人が評価してくれて
それにより思わぬ経済効果をもたらしたのです。

書いてみたからこうなったのです。

もし又吉さんが「文才なんてないただの読書家です。」と
自分で小説を書くことをしなかったら
こんな事はなかったのです。

結局やったからこうなったのです。
行動したからです。

恐怖や不安でブレーキをかけていたら
何も起きなかったでしょう。

これはビジネスに非常に通じることです。

才能がない。
スキルがない。
知識がない。
自信がない。

そういった言葉を並べて、行動しない理由を並べて
何もしないなら、永久に成功できません。

しかし、何かやってみれば何かが起こるのです。
それは、巨大な富を生み出すことなのかもしれません。

やらなければゼロ。
でもやってみれば、0.1%は可能性があるはずです。

その0.1%のために行動出来る人が
結局起業家であり、成功者になれる人なんです。

こうやって、世の中のニュース1つでも
何かを学びとって下さい。