7.反社会性 【スタンダードライティング(標準)】

杉山です。

次にお伝えしたいのが『反社会性』です。

これも読み手の
興味性を強くするテクニックです。

これは反社会的な表現を文章に組み込むことで、
読み手の注目や興味を思わず引き込み、読ませる方法
です。

「反社会的」というのは、
ルールや法律、モラル、マナーを違反したり、
常識や固定観念、社会通念から外れたりすることです。

人は一般的に何らかのルールに従って生きています。

そのルールは法律のように明文化されているものもあれば、
マナーやモラル、常識のようにハッキリと
明文化されていないものもあります。

一般的に人は、
例え自分の欲望を満たすために
そのルールを破りたくても、

それを破ることで社会的な制裁を
受けることがわかっているので、
それを破りません。

ルールを破ることによるデメリットを回避するために
ルールには基本的に従うのです。

そのため、

多くの人はそのルールを破りたい
という本音は持ちつつも、我慢して暮らしています。

ここであなたは
お気付きになったかもしれませんが、
実は「反社会的なこと」というのは
基本的には「人がやりたいこと」なのです。

ですから、

そのルールを違反すること、
そのルールから外れることには
憧れを抱いて惹かれてしまうことも
人間としての1つの事実なのです。

何かのルールを逸脱したり、ズルをしたり、
やってはいけないとされることをする人間を発見すれば、
多くの人がその人間を非難したり批判したりします。

それはある意味で、
誰もが本当はやりたいことであり、
羨ましいからです。

「おまえだけやるなんてずるい、不公平だ」

「本当は私だってやりたい」

という気持ちがあるからです。

それが許せないのです。
だからそのルールから逸脱した人間を非難するのです。

結局、反社会的なことというのは、
人の「欲望」に非常に密接に関係しているので、
人はそこにどうしても敏感に反応してしまうのです。

そのため、

読み手は「反社会的な表現」をコピーの中で見つけてしまうと、
それが思わず目に入って読んでしまい、
読み手は自身の感情が揺さぶられてしまうのです。

この「反社会性」というテクニックは
心理学上でいう「カリギュラ効果」を利用しています。

カリギュラ効果とは

「禁止されるほど、その行為をやってみたくなる心理現象」

のことです。

この効果は
「この話は誰にも言わないで!」と言われると、
余計に言いたくなる“あの心理”です。

例えば、

「ここだけの話」は広めたくなりますし、
「業界の裏話」は知りたくなります。

「週刊誌の袋とじ」は開けたくなりますし、
「閲覧禁止」「R指定の映画」「上映禁止の映画」
「モザイクの向こう側」は見たくなります。

覗き穴は覗きたくなります。

恋人のケータイ(スマホ)や友人の預金通帳が
目の前に置いてあったら見たくなります。

「決してこの玉手箱を開けてはいけません」と言われれば
開けたくなります(開けてしまいましたね)

「絶対に押すなよ!」と言われれば、人は押したくなります。

というようにこのカリギュラ効果というのは
世の中の色んな場面で使われています。

この心理現象を、私たちは
ブログ、メルマガ、セールスレターといった
あらゆる文章に利用していくべきです。

その活用の仕方は、
「この商品を購入すれば、“やってはいけないこと”ができる」
と思わせても良いですし、

 

「この商品をあなたは買ってはいけません」
「あなたには売ることができません」

と伝えても良いと思います。

 

そういった禁止をされると人は買いたくなります。
買ってしまいます。

いずれにせよ、

この「反社会性」というテクニックは
読み手の興味・関心を強く引くことには
非常に有効な方法ではあります。

ですので、

真面目な表現ばかりのコピーにならず、
読み手が「ドキッ」としたり、
「そんな悪いことできるの?」というような
「怖いもの見たさ」を刺激するような
“反社会性”のある文章を心がけましょう。

そうすることで、
コピーが面白く一層刺激的になり、
より読まれるコピーになります。