10.五感を刺激する表現を入れる 【ルックスライティング】

杉山です。

次に説明したいのが

『五感を刺激する表現を入れる』

というテクニックです。

これは、五感を刺激する表現をコピーの随所に散りばめ、
読み手が想像しやすく反応しやすい描写をする方法
です。

五感とはもちろん
視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚のことです。

これら5つの感覚をできるだけ多く、
そして強く反応させられるような文章を書いていくことが、
結果として“読まれるコピー”となるのです。

人は抽象的な表現、具体性がない表現にはあまり反応しません。

それは想像しにくいからです。
イメージしにくいからです。

頭に情景が思い浮かばないからです。

そのため、私たち書き手は
具体的で五感をどれも刺激するような表現をして、
読み手の脳内に、より鮮明なイメージが
思い浮かぶようなコピーを書く必要があります。

多くの人のコピーは、
あまり五感を刺激できていないコピーになっています。

五感を刺激しない悪い例を挙げると、
たとえばこちら。

「コピーライティングを上達させれば、
インターネットでたくさんお金を稼ぎながら自由な暮らしができます」

この文章を読んであなたの頭には
何が浮かんだでしょうか?

もしかしたら何も浮かばなかったかもしれません。

仮に浮かんだとしたらどんな情景でしょうか?

それはもしかしたら

  • 自分が自宅のパソコンでブログを更新している姿かもしれません。
  • もしかしたら、コピーライティングの本を読んでいる姿かもしれません。
  • ネットバンクの預金残高を確認してニタニタ笑っている姿かもしれません。
  • 高級外車を乗り回して美女とデートしている姿かもしれません。
  • 自宅のソファーで横になってスヤスヤ昼寝している姿かもしれません。
  • 旅館の一室でメルマガを書いている姿かもしれません。
  • 海外で大金を使って豪遊している姿かもしれません。

このように、読み手によって色んな種類の情景が思い浮かぶかと思います。

つまり、この文章の場合には、
1つの文章で何通りもの情景が
思い浮かべることができます。

すなわち、
その「思い浮かべることができる情景の種類の多さ」というものが、
そのままこの文章の「具体性の無さ」を表しているわけです。

つまり、この文章は抽象的すぎて
イメージに欠ける文章
だということです。

これでは、想像しづらい文章であり、
読み手の脳内に映像を
イメージさせられていないコピーだということです。

そこでこの文章を、五感を刺激するように、
想像しやすいように書いてみることにします。

するとたとえば

「あなたは、雲1つない澄みきった青空の下、
はるか遠くまで続く鮮やかなエメラルドグリーンの海を目の前に、
真っ白なパラソルの下で、快適なイスに腰掛けています。

 遠く水平線を眺めれば、あまりにキレイな空と海の境界線に
心を奪われてしまいます。

 そして、南国の甘くみずみずしい果物ジュースで、
のどの渇きを潤しています。

 そんな新鮮な果汁の爽やかな香りが鼻から抜けていく。

心地よい波の音を聞きながら、
やわらかい潮風に頬を撫でられています。

 一息ついたあなたは、ノート型パソコンを1台開き、
カタカタと自分の銀行口座を
チェック

 先ほどたった15分で書いた1通のメルマガで、
150万円が入金されたことを確認し、
あなたはもう一度南国ジュースのストローをくわえるのです。」

というようになります。

いかがでしょうか?

あまりうまくはないかもしれませんが、
五感全てを刺激したコピーに書き換えてみました。

このように書き換えた文章であれば、
誰もが同じイメージを頭の中に描くはずです。

少なくとも、この文章から分かることは
自宅でパソコンをいじっていませんし、
ソファーで横になってスヤスヤ眠ってもいませんし、
旅館の1室にもいません。

それが明らかにわかるはずです。

つまり、読み手が想像できるイメージが限定され、
絞られたということになり、
つまりそれは具体性があるわけです。

具体的な状況描写、情景描写をすればするほど、
読み手のイメージは明確になり、
それが想像しやすくなるのです。

そして今回は「具体的な描写」の中でも
読み手の「五感が刺激される表現」を書いたわけです。

ちなみに、表現と五感の対応関係はこのようになっています。

視覚 ‥‥ 澄みきった雲1つない青空、はるか遠くまで続く鮮やかなエメラルドグリーンの海、真っ白なパラソル

聴覚 ‥‥ 心地よい波の音

味覚 ‥‥ 甘くみずみずしい南国の果物ジュース

触覚 ‥‥ やわらかい潮風に頬を撫でられ、カタカタ

嗅覚 ‥‥ 新鮮な果汁の爽やかな香り

このように五感を刺激し、
読み手のイメージを強める表現をするのが良いのです。

それが読まれる文章なのです。

なので、ぜひ「五感を刺激して表現」をして下さい。